防音効果のあるカーペットの選び方

ご家族に小さなお子さんが居たり、夜遅くに帰ってくることが多いと、気になるのが周囲・近隣の住民への騒音。特にマンションなどでは、上階からの「子供が飛び跳ねたり、走り回ったりする際のドンドンという音」が気になる方も多く、よく住民トラブルに発展しやすい深刻な問題。また、一戸建てといえど、二世帯住宅などの場合、生活サイクルの違いにより生じる場合だってあります。一番確実な方法は、お部屋やお家を防音設計にリフォームする、防音効果の高いマンションに引っ越すというのが確実ですが、なかなか経済的・契約的な事情により難しいでしょう。そこで、ここではよりリーズナブルに、そして手軽に解決することができるアイテム、防音カーペットの選び方についてご紹介していきます。

カーペットを購入する前に、防音の仕組みを理解する

ひとくちに防音といっても、方法は4種類に分類されます。まずは、できるだけ多く音を反射させて音を遮る「遮音」。通り抜ける音が少ないほど、遮音効果が高いです。楽器やオーディオ機器の音をもらさない・中に入れないという仕組みで、床・壁・天井などに組み込む遮音シートなどが代表的。次に、音をできるだけ多く吸収して音を反射させない仕組み「吸音」。部屋の響きを抑える効果があり、コンサートホールやレコーディングルームなどにも使用されます。続いて「防振」。振動の伝達を防ぐ仕組みで、足音を階下に伝えないようにする防音マットなどが挙げられます。ピアノやドラム、大型スピーカーなどの振動を防ぎます。最後に、「制振」。振動を短時間で止めて音の発生を防ぐ仕組みで、エアコン・冷蔵庫の振動を止めます。この中で防音カーペットが使う機能は「遮音」、そして厚みにより「防振」となります。

機能から見る防音カーペットの選び方

カーペットを選ぶ際に、サイズ・デザイン・色で選ぶのは言うまでもありませんが、先述の機能が高いものを選ぶことが重要になります。機能の基準値となるのが「L値」と呼ばれるもので、上階の床で生じた音が下階にはどの程度の音量で聞こえるか、を示した数値です。L値はさらに二つに分けられ、重量床衝撃音「LH」、軽量床衝撃音「LL」のうち、特にLL値がよく商品スペックで用いられる数値となります。食器やおもちゃなど、比較的軽いものが床に落下したときの音がLL値であり、数値が低ければ低いほど防音効果が高いとされています。マンションなどの集合住宅では、LL-45以下が望ましいとされています。また、素材の厚み・柔らかさがあるものを選ぶことにより、肌触りや足への負担が軽減されるのはもちろん、防振効果・吸音効果も望めるので、厚さや素材にもこだわるとより良い効果が得られます。